すれっからし手帖 II

魂のわたしとして。

ハードなゲーム。

私の身長が低いのは、

体力がないのは、

手先も器用でないのは、

働き者でもないのは、

それらにコンプレックスを持って

克服するためではなく、

そんな愛しずらい私を、

私が愛することができるようになるためだ。

そんな愛しずらい私だからこそ、

私を愛してくれる人と出会えるためなんだ。

 

私が落ち込みやすいのも、

罪悪感を抱えやすいのも、

気持ちの切り替えが下手なのも、

人に気を使いすぎて

最後爆発してしまうのも、

それがどうしようもない欠点なわけではなくて、

その性質を変えようとするまえに、

そんな難しい私を、

私が許して受け入れて、

ふさわしい舞台を選んであげるためなんだ。

 

一見すると

マイナスでしかない個性をたくさん持った自分を愛するなんて、

ものすごく大変で、骨折りなんだけども、

この人生を生きるっていうのは、

本当の自分につながるというのは、

そういうハードなゲームにチャレンジすることなんだ。